以前の記事
最新の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
記事ランキング
カテゴリ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
RAWデータの生成と現像の基本的な原理は、前回紹介したデジタルRAW画像でおおよそ理解できるだろう。
ではなぜ、メーカーごとにRAWファイルの拡張子が違うのか。同一メーカーでも新機種になると、RAWファイルが読めないのか、という疑問が出てきた。 ネットや書籍でRAWファイルの中身はどうなっているか調べたが、明快な説明に行き着くのは難しかった。 一番理解しやすかったのが、Canonのある特許申請書の説明だった。(とはいっても特許文書なので読み下すのに時間がかかったが)。以下は特許文書からまとめたRAWファイルの中身についてである。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ RAWファイルの中身は以下の4つのパートから構成されている。 RAWヘッダ部 カメラ設定情報、exif情報など (text) サムネイル画像部 160×120程度? (jpeg ) 再生用JPEG画像部 フルサイズjpegの1/2程度 (jpeg ) RAWデータ部 (tiff ?) 拡張子は「○○.RAW」などと表記されることが多い。RAWデータ部に格納されるRAWデータそのものはデータ量が多く画像確認等には通常は適さないため、サムネイル画像部や再生用JPEG画像部を設けて、参照用の画像を添付することが多い。なお、また、RAWデータの解像度や階調及び圧縮方式等は各メーカ又はデバイスによって異なる。 参考 800万画素の撮像素子のデータサイズ(5DMarkⅡのCR2ファイルの推定サイズ) RAWヘッダ部 約10KB (10KB) サムネイル画像部 約10KB (10KB) 再生用JPEG画像部 約2MB (8MB) (JPEGfain画像の1/2の解像度として) RAWデータ部 約6MB (20MB) 合計 約8MB (28MB) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ RAWヘッダ部の構成が、カメラメーカー、機種間で異なるので、現像ソフトが対応しないと読み取れないことになる。 また、純正現像ソフトを使って現像した場合の調整パラメータは、RAWヘッダ部に格納される。Lightroomはxmpファイルというサイドカーファイルに格納される。現像ソフト間で、現像結果が共有できないのはこのためである。 エクスプローラなどで、RAWデータを見ることができるが、メーカーが提供するコーデック・ソフトをインストールする必要がある。 なお、ここで見ているのは、RAWデータではなく再生用に内蔵されたjpeg画像である。 各社のRAWファイルの形式 かみさか氏の作成した「JpegAnalyzer Plus」というフリーソフトのヘルプページの一部だが、各社のRAWファイルの構成一覧表である。少し古い記述だが現在でも有効だと思われる。 TIFF/RAW解析機能 厚木基地独立記念祭
by ever_green60
| 2011-07-26 14:06
| Lightroom
|
ファン申請 |
||